Turnの割合から曲線半径を求める方法

 ポイントを再現するとき、皆さんは、曲線半径をどうすればいいか困ったことはありませんか。
 Turn構文は、線路と線路の間隔の変更には計算がしやすく最適ですが、曲線半径を求めることは難しいようです。
 そこで、ここでは、Turnの割合から曲線半径を求める式を書こうと思います。

 Turnの割合から曲線半径を求める式は、Turnの割合をxとおいた場合、
 曲線半径R=360*25÷(sin^-1(x))÷π÷2となります。
 それぞれの数字に関して説明すると
 360・・円1周の角度
 25・・Turnなどのレールに関する設定がBVE上では25mおきだから。
 sin^-1・・Turnによる左右のずれから角度を求める。
 π/2・・円周の長さから円の半径にする。
 となります。でも、これだけでは、なかなか計算しづらいと思いますので、これを計算するエクセルシートを作りました。    Turn割合と書いてあるところの下に数値を入力すると右に曲線半径が出てきます。
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 次に、路線データにTurn構文を書く際の注意を書こうと思います。
 普通の場合、25メートル地点でTurn0.04(100mにつき4mの割合で右にターン)をしたい場合は、
 25,.Turn 0.04
 と書きますが、これでは、このときの曲線半径に相応したカーブレールを挿入してもだめです。
 25,.Turn 0.02
 50,.Turn 0.02
 というように、25mごとに2回に分けてターンする必要があります。
 どうしてそうなるかを考える際は、カーブを設定したときのことを思い出すといいでしょう。カーブレールを使わずにカー
ブを設定すると、25mごとに線路の方向が一定量変わるためカクカクしますが、これを言い換えると、25mごとに一定量
ターンしているというふうに言い換えられます。つまり、25mごとに2回に分けてターンすることは、25mのカーブを作った
状態になるのです。

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